高額医療費削減の話題がニュースやワイドショーで取り上げられていますね。
自民党政権は昭和50年代からずっと、「医療費削減」「医師余り」を訴えてきています。
昭和時代、開業医はぼろ儲けな印象が強く、医師=お金持ちという感じだったと思います。
2年に1回の保険診療費削減が続いてきた結果、令和の現在、開業医が徐々に倒産するようになっています。
あまりに医旅費削減しすぎたせいか、病院まで経営難に陥ってしまい、地方の機関病院でさえ赤字垂れ流し状態です。
そこで政府は医療費全体の額を削減するために最もお金がかかっている「高額医療費」を削減するという方針を立てたわけです。
ま、短絡的ですね・・・
もっと現場を見れば、全額自費でも良いんじゃないか?と思う患者さんがたくさんいます。
急性アルコール中毒、自傷行為、指示された服薬を勝手に止めて症状が悪化した人・・・
1週間前からの症状があるのに昼間受診せずに夜間に救急車を要請する人・・・etc.
そういう部分から手を付けて行ってはどうなのでしょうか?
いきなり高額医療費に手を付けてしまっては、本当に医療が必要なガン患者さんや集中治療あるいは救命救急医療が必要な患者さんの負担から増えてしまうのは目に見えていますね。
厚生労働省の優秀な官僚が考えた案とは思えないのですが・・・
もはや官僚にも優秀な人がいなくなってしまったのでしょうか?
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