IT化は本当に幸せか? Part1

医療の世界にもIT化が進んできています。

他の業界との一番の違いは、医療の現場には余り積極性は無いことでしょうか?

どちらかというと政府主導、厚労省主導で無理矢理進められている感が強いです。

 

電子カルテ、デジタル画像処理、オンラインでつながった各種医療機器メーカーや保険の支払基金などなど

 

たしかにIT化すると便利になる面は多々あるんです。

当院では開業当初から紙カルテでやってきました(救急現場では電子カルテはなかなか難しい・・)が、ほとんどの患者さんがいわゆる一見さん・・

1回のみ受診しただけのカルテが年間に1万冊ずつ溜まって行っており、カルテの置き場が無くなってしまいました。

現在は近くのレンタル倉庫を借りて保管していますが・・・電カル導入するとこのスペース問題が解決されます。

ただ、導入価格は約2千万円!

収入はほぼ変わらず・・・

ただでさえ2023年は、原材料費の高騰を理由に各種値上げ等により当院の経営は結構な赤字でした。

 

さらに紙カルテみたいにお話を聞きながら書けないので、電カル入力の時間が別途かかるので、待ち時間はさらに長くなるでしょうし・・・

 

でも事務処理の手間は減るのかなぁ・・

その部分は人件費を減らさないと導入する意味ないなぁ。

 

当院でも2024年中には電カルを導入する予定です。

どう転ぶか?やってみないと分かりませんが・・・