厚労省は今年のインフルエンザワクチンは4価になった平成28年以降で最大量の供給をする予定だと、マスメディアを通じて盛んにCMしています。
しかし総供給量を比較すると、平成24〜26年頃が最大で、今年はその頃の水準には達していません。
しかも最近は予定数に達するのが11月末とか12月に入ってから・・・
少なくとも我がクリニックでは12月でワクチン接種は終えてしまうので、『遅っせ〜よ!』としか言い様がない状況です。
案の定、今年はコロナの影響とマスメディアが大騒ぎしたせいで、インフルエンザワクチンを接種する人が激増しているようです。
したがって、現在、巷に流通するワクチンは大幅に不足しています。
こうなることは夏頃から分かっていたはずなのに・・・
しかも厚労省からの通達で、
『接種シーズン終盤まで在庫ワクチンを抱え、その後返品を行うことは安定供給の妨げにな るため、医療機関等においては、返品を前提とした注文及び在庫管理を行わないこと。
なお、昨シーズンにおいても、ワクチンの返品が見受けられた。今シーズンの状況に鑑み、 厚生労働省は、ワクチンの返品状況の実態を把握するため、接種シーズン終盤にワクチンを 返品した医療機関等の名称について、関係者への情報提供を前提に情報収集を行う予定であ ること。また、接種シーズン終盤にワクチンを返品した医療機関等の名称について、公表することがあること。』
こんな通達出されたら、医療機関はビビって12月には発注あげにくいです。
とりあえず、現時点で当院に入荷が決まっている量だと、12月初旬で足りなくなります。
あとは薬の卸業者さんがどれだけ当院に卸してくれるかだな・・・
名前公表される生け贄になってでも、ワクチン接種希望の人に届けたいですよね・・・院長悩みどころ・・・
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