台風15号が過ぎ去って1週間が経過した9月15日、我がクリニックの職員4名で南房総鋸南町にボランティアに行ってきました。
残念ながら当日のボランティアの受付に間に合わず・・・(11時で締め切りでした)
結局、水などの物資を搬送しただけになってしまいましたが、この目で見てきた南房総の現状を報告します。
まずは写真のような状況が続いています。
関東地区でありながら、なぜ復興が進まないのか不思議でなりません。
ボランティアの受入れも、県内在住者という制限があり(我々は現在君津中央病院に勤務している元Ns.と一緒に現地に入りました)、なかなか集まっていないように見えました。
平地には電気が通っていますが、少し山に入るとまだ停電。
片付けようにも電気が無いとなかなかはかどらないようです。
さらにブルーシート、それをつなぎ止めるロープ類が不足しています。
JRの電車はすでに動いていました。
国道や高速道路も開通しています。
なぜ物資が届かないのでしょう?
コンビニにも電気が来なかったので十分な物は置かれていませんでした。
東京電力は被災慣れしておらず、山中の鉄塔や電柱に至る道路が倒木などで寸断されていると現場にも到達出来ないようです。
中部電力や東北電力など被災慣れしているところからの応援が入って、徐々に進んではいるようですが、『毎日木こり状態・・まだ電気扱ってないわ』という状態も・・・
この被災が地震だったら翌日には国が介入して復興が進んだのでしょうが、台風被害ということで過小評価されているように思えます。
今日の新聞で『政府が激甚災害に指定を検討』とか・・・
まだ検討段階なんですね・・・
今度の3連休、お暇な方はボランティア参加を検討されてはいかがでしょう?
自分の目で見て、肌で感じるだけでも・・あるいはご家族で災害について話をするだけでも・・いつか自分が巻き込まれた時に落ち着いて対応できるかも・・よ。
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