救急医療をやってると、いろいろな人の生き死にに関わる機会が増えます。
自らの命を絶とうとして絶てずに救急搬送されてくる方・・・家族や最愛の方を目の前で失って途方に暮れる方・・・
救急医療のスタッフの中に宗教人がいて欲しいと思うことがしばしばあります。
世の中を見渡すと、アメリカでは病院内に神父さんや牧師さんがいることがありますし、教会に行って事情を話せば病院に見舞いに来てくれたりします。
日本に比べて宗教がより身近にあるのです。
まあ、普段の社会環境の違いもあるのでしょうが、この日本でも「○○キリスト教病院」とか「聖○○病院」なんかは結構みかけますが、「××仏教病院」や「△△宗○○病院」がないのはなぜでしょう?
現代社会の中、寺や僧達は冠婚葬祭だけしか関わりません。
葬式や○回忌の時に親戚の前で話す僧侶の話は非常に示唆に富んだいい話をします。
なのになぜ、本人が死に直面した場面で、本人にそういう話をしてくれないのでしょう?
宗教の教えは死者のために非ず、生者に道を示すため也。。。。。(私の勝手な言葉ですが・・)
どうも現代社会の仏教・・・ほとんどの宗派を問わず、自己満足の世界に入ってしまい、社会との接点を狭めている気がしてなりません。。。
もっと積極的に社会とのつながりを持ち、庶民に道を示すべきではないでしょうか?
現代の仏教界は怠慢だと思いますが・・・いかが?
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