昨日、昔、在籍していた九州の病院の方々とお酒を飲みつつ語る機会がありました。
「だれか、若くて仕事できそうなNs.いたら紹介してよ。救急に興味ありませんか?って聞いてみて。」という私の言葉に・・・
「あ、いない、いない。今の若いの全然だめ」「もう、すぐ不満言うし、泣くし、あきらめるし、最終手段は辞める」「そうそう!この前も麻酔するのに、『もう少ししっかり体位取って!』って注意したら、後で『なんで私があんな風に言われなきゃいけないのよ』って逆ギレされた」等々・・・話が尽きない。。。。。。
そう言えば同じような話を埼玉医大のNs.からも聞いたことがあります。
ベテランさんに注意されると、「私、続けていく自信無くなりました」って辞める。。
はたまた、友人の会社部長は、「今の若い奴、『君は家に帰ってなにやってんだ?』って聞いたら、『ドラクエが白熱してまして・・』って。『ドラクエって何だ?食い物か?』ったら『ゲームですよ』だ。社会人になっても毎日家でゲーム・・・そりゃ韓国や台湾に負けるよ・・・」
我が子の学校でも、今や通知表には5段階評価はされません。
進学校の中学生ですら、クラス内の順位が出ないのです。
運動会でも順位を付ける競技が減っているそうです。
順位を与えるのがそんなに悪いのでしょうか?
誰がそんな馬鹿な考えを広めたのでしょう?
おかげで、社会人になって競争の中に放り込まれたら、逃げる・・・そんな奴が大量発生です。
大人やマスコミも悪いんだと思います。
連日の自殺報道などで、公共の電波で平然と、「逃げなさい」って言ってるし。
そりゃ身の危険があるシーンでは「逃げる」はひとつの手段でしょうが、どんな場面でも嫌なことから逃げるようではいかんでしょう。
そこのTPOを教えられない大人・・・マスコミ・・・教育界。。。。。
頑な(かたくな)・・・・ 意地を張って自分の主張や態度を変えないさま。頑固。「―に拒みつづける」「―な態度」
自分がやらねばならないこと、やると決めたことを、やり通す。それが「頑張る」だぞ。
どんなに身の危険があったって、守らねばならないものがあるときは、立ち向かうことだって大切なんだよ。。。。。
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さんばんめ (月曜日, 22 10月 2012 03:03)
こんばんは。
ブログ、一部で評判になってるんですね。
さんばんめ家でも、評判になる時があります。
この問題、面倒な所は
「誰がこんな世の中にしたのか」ではなく、
「どんな考えを持って、こんな世の中にしたのか」
じゃないかと、個人的には思います。
死んじゃうくらいなら、逃げなさい
落ちこぼれを出すくらいなら、順番を付けないで
これらの言葉は、煎じ詰めれば人の「善なる心」から出て来るんです。
例えその善なる心が、どれだけ未熟で薄っぺらでも。
使命、という言葉は、命を使う、と書きます。
一時期でも命を使って生きた経験のある人間からは、
こんな薄っぺらい死んだ言葉は出て来ません。
本気で生きる場が、今の日本には少ない。
本気で生きた事のある人間が、今の日本には少ない。
それが、問題の本質なのかも知れないと、自分は思います。
Hなナース (水曜日, 24 10月 2012 21:16)
先日の我が子の幼稚園の運動会ではリレーを行いました。予行演習その他ではいつもチーム編成を変え、全ての園児に勝者、敗者を経験させるそうです。運動会本番でビリだったチームのアンカーを務めた女の子の後ろ姿印象的でした。「みんな頑張ったね」の先生の言葉に対し下を向いたままうなだれていた6歳!きっと彼女はガッツのある大人になると思います。ちなみに彼女の兄も数年前の運動会でビリチームのアンカーでした。小学校の紅白リレー勝利チームでガッツポーズを今春みました。
院長 (日曜日, 28 10月 2012 01:53)
さんばんめさん、Hなナースさん、その他皆さん
この問題に関しては、皆さんがそれぞれ思い当たる若者がいて、それぞれが意見をお持ちだと思います。
私も50にリーチがかかった年齢になって、若者達がもっとアクティブに次代を作っていける社会になってほしいと思うし、そうする義務が我々にあるのではないか?と思っています。
そろそろ30代、40代、50代が20代や10代に・・・あるいは60代、70代に向かって声を上げる時なのかな?と考えています。
さて、具体的になにをしようか??ふーむ・・・
川越市内の医療機関です。 (土曜日, 03 11月 2012 01:27)
お久しぶりです。現在、レセプトチェック中です。
先生のお考え、全くを持って同感です。
レンボー氏の様に、「2番ではダメなのか云々」のような考えを持った方が増えていけば、日本はダメになります。
先生も小生も「俺がナンバーワンだ!」と云う気構えで、患者様の治療をしている筈です。そうでなければ、患者様が当院を選んでくれるわけがありません。
また、競争をさせない教育が、逆に格差を生んでいるのではと確信しております。いくら学生時代がぬるま湯でも、現実の社会は、過去も現在も、そして恐らく未来も嵐が吹き荒れているわけです。競争をさせないという教育方針は、危険な考えであると思わざるを得ません。
色々と駄文を書いてしまいましたが、是非健康に留意しながら、引き続き地域医療に貢献する所存です。
先生のご活躍を陰ながら応援しております。
院長 (月曜日, 05 11月 2012 04:30)
川越市内の医療機関です。さん・・・お久しぶりです。レセプトご苦労様です。残念ながら、とある有名グループ歌手らが「No.1にならなくても良い・・僕らは特別なonly 1」と歌った歌が大ヒットしたために、大人から子供まで「ああ、それで良いんだ」的な気持ちになってしまった気がしています。あの歌作った槇原さんには責任取ってもらいたいくらいです。あの歌詞って完全に問題のすり替えですよね・・・。僕なんか、only 1 だし、No.1 だと思って生きてるんですが・・・。
川越市内の医療機関です。 (火曜日, 06 11月 2012 14:11)
先生、早速のご返信ありがとうございました。先生のご指摘の通り、only1≒No.1と思います。これから午後の診療ですが、一生懸命No.1目指して頑張ります!
院長 (金曜日, 09 11月 2012 01:00)
川越市内の医療機関です。さん・・・・・頑張りましょう!!