救急車不出動めぐり損賠提訴

まずは事故の内容を読んで下さい。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00227418.html

若く尊い命が失われた事に哀悼を捧げます。

 

でも私には消防を訴える意味が分かりません。

 

自分で電話できて、会話が可能。

タクシーで行け・・という指示に対して同意と思われる返事をしている。

名前を問われて年齢を答えているが、これだけで意識障害とは思えない。

前日、内科を受診して「風邪だね」と診断を受けている。

この時の主訴は「ちょっと体調が悪い」

 

この状態で救急車は出動しないでしょ?普通・・・

 

風邪で体調悪い人をいちいち要請に応じて救急出動していたら、どれだけ税金が必要なことか??いや、お金だけでなく、風邪の人に出動している間に、本当の重傷者が出たら・・・

 

そういう意味で今回の一番の問題は、「風邪だね」で済ませた医師ではないか?

責任を消防に求めても何の解決にもならないだろうに・・・

 

しかし、前日の受診時に単なる感冒なのか、感冒類似の他の疾患だったのか、鑑別は難しかったのかもしれない。

ということは医師にも責任は問えないだろう。

 

医療や救急搬送システムを過剰に信頼しないでいただきたい。

自分の命は自分で守る・・・基本はこれです。

医者にかかっても良くならない場合は、他の医師にかかる。

少しおかしいと思ったら動けなくなるまで我慢しない。

 

所詮は21世紀の医学、21世紀の救急システムなんです。

だって、医者ってほんの500年前くらいは護摩焚いて祈祷してたんですから・・・

30世紀の人間からは笑われるような、そんな拙い中で我々は21世紀を生きているのです。

 

医師の言い訳かなあ・・・

 

 

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コメント: 2
  • #1

    さんばんめ (木曜日, 19 7月 2012 04:07)

    こんばんは。
    自分も今日のニュースで見ました。
    まずは亡くなった方に、哀悼を。

    自分の父も、実は救急隊員でして、
    この手の話は難しいってのは聞いています。
    何が難しいって、結局突き詰めると
    リアルタイムでは「可能性と可能性を比べる」しかない。
    事後にどこからか「その判定は間違っていた」って言われる場合、
    結果が出てから結果論で言われる。

    自分も今回の件は、誰にも責任は無いと思います。
    あえて言うなら、亡くなった方の「運が悪かった」のでは無いでしょうか。

    もちろん、そんな理由じゃ遺族の納得は得られないと思いますが、
    言い方を変えれば遺族の方も、
    「息子から相談を受け、適正な判断をするほどの信頼を得ていなかった」
    という責任が有るとも言えます。

    人間って、運が悪いだけで死ぬ事がある。
    個人的にはそれって当たり前の事だと思いますし、
    もっと皆、そこを考えて生きていくべきだと思うのですが・・・


    ああ、また救急車の音が。
    今日は医院はお休みですね。
    搬送されている方が、運の良いことを祈ります。

  • #2

    院長 (金曜日, 20 7月 2012)

    さんばんめさん・・・・そうなんですよ。まだまだ医学は、可能性でしか論じられない科学なんです。所詮は21世紀の科学・・・NASAの誇るスペースシャトルだって、打ち上げる前には、Good Luckですからね。。。。。。