早朝5時から救急要請。急性アル中の大学生君が運ばれてきた。
テキーラ10杯以上飲酒・・・すげえ。
しかも路上で仲間達と宴会してたらしい。
意識レベルは痛刺激にかろうじて反応ある程度。
来院時、酸素の取り込みがやや低下、血圧が高く、意識障害・血圧上昇・低酸素・・・・念のため頭部CT撮影する・・・・・異常なし。ホッとした。
さて、いよいよアルコールによる意識障害である可能性が高まった。
となると効果的な治療はなさそうで、脱水を補正しつつ、加温(来院時35℃しかなかった)して自己覚醒を待つという一手か・・。
ご両親が駆けつけた。
夜中に起こされて「おたくの息子さんが意識障害で今から救急病院に搬送する」と言われた親の気持ちは察するに余りある。
親の気持ち子知らず・・・名言だと思う。
この1年数ヶ月、若者のアル中は後を絶たず、来院した親も様々である。
それにしても、我が子の覚醒後に、子供をしかる親が少ないのは何故だろう?
増して、酔っ払いの多くは意外と意識があることが多い。
ただ眠いだけだったり、気分が悪いから放っといて欲しいだけだったりする(我が経験によれば・・・)。
そこに親父が来たら・・・緊張して跳ね起きそうなものであるが・・・むしろ親の呼びかけをはね除けるガキがそこにいることが多い。
親の威厳も落ちたものである。
あ、うちのNs.が起こしにかかった。
まだ無理じゃないか?と心配している院長を無視し(そこも問題と思うのは院長だけか?)、覚醒させようとする。
まあ、彼女たちも貴重な睡眠時間を削られているのだから仕方ないか・・・と思ったが、なんと覚醒した!
そしてそのまま放尿・・・大騒ぎになっている。
うっすらと空が明るくなってきた。
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北QQ隊長補佐 (火曜日, 01 11月 2011 19:21)
ご無沙汰しています。
現場でも子供をしかる親ま滅多に見れないです。
ゆとり ですね^^;
院長 (金曜日, 04 11月 2011 18:24)
現場はあんまりゆとり無いですけどね・・・