19日に神戸で日本麻酔学会という、麻酔科の一大イベントに参加して来ました。
多くの方々が勘違いしてますが、学会って医者にとってはお休みなんです。
旅行・・・。
もちろん、行って学術的な発表や外国から招待された偉い先生の教育講演などもあるのですが、夜は歓楽街で騒ぎ、聞きたい話題のない時間帯は観光をする・・・。
ひどい(気の利いた?)学会になると、学会中にオプショナルツアーが組まれてたりもします。
今回は20日・21日と他に用事があったため、あまり多くの発表を聞けませんでしたが・・
まあ、世の中の麻酔科の先生方はこんな事をやってるんだ〜・・的な話はいくつか聞きました。
私も麻酔科に所属していた時分には、「おお、すげえ・・」と思いながら聞いていたのですが、救急・・しかも開業した身の立場から見ると、「いや、そりゃ無理じゃね?」とか「それはおかしいな・・・」と思ってしまう発表もたくさん見られました。
立場が変わると考えも変わる、そして物事の判断の基準も変わるものなんですね。
今、読んでいる本に書かれていましたが、人間の争いの多くは、「正義vs悪」ではなく、「ある人にとっての正義vs他の人にとっての正義」が原因だ・・と。
確かに世の中では、「キリスト教の正義vsイスラム教の正義」「医者の正義vs患者の正義」「民主党の正義vs自民党の正義」・・・・ですな。
お互いに自分達が間違ってるとか悪いとか思ってないもん。
そういう意味では今回の日本麻酔学会はおもしろかったです。
麻酔科の先生の正義を改めて感じましたから。
救急医には納得できないものも多かったけど・・。
皆さんも相手の立場、正義感・・・考えて仕事してますかあ???
文句ばっかりじゃ解決しませんよ〜(笑)
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入〇東〇三〇QQ (火曜日, 24 5月 2011 15:55)
先生お久しぶりです^^
相手の立場、正義感・・・深く考えたことなかったですかね。。。
私たちQQ隊としては、こんなことで呼ぶなんてって思いますが
傷病者や家族にとっては緊急だと思って呼ぶんでしょうね。
私のヨメは、よっぽどことがない限りQQ車は呼ばないって言ってます。
なんでかっていうと「アンタの知り合いばっかり来るから恥ずかしい!!」ですって。
でも、私がこの仕事をしてなければフツーに要請してフツーに搬送されるんでしょうね・・・。
院長 (木曜日, 26 5月 2011 21:09)
私、一応相手の立場を(できるだけ)考慮しようと努力しています。が、その上でも、これは常識外な話だと思えば文句言います。
そうか!そういう理由で他の市に住む消防の人が多いんですかね??
先日、東京消防庁の救命士さんがふじみ野に住んでいて、当院を受診しました。素人さん向けの説明したら、最後に「自分は東京消防庁に勤めています」って・・
最初に言ってくれればもう少し専門的な説明したのに・・