先ほど東北地方で大地震が起きました。
我々を驚かせたのは地震自体の大きさよりも、その後のTV画像に写った、津波に押し流される車や家屋・・そして逃げ惑う車や人・・その映像でした。
警報が出ていたのに・・・と思うと残念で仕方ありません。
我々医師が一人の命を助けようと頑張っても、自然が何百人もの命を数分のうちに奪ってしまいます。どうか、みなさん、自然を馬鹿にしないで、警報が出たらすぐに避難して下さい。全国で頑張っている多くの医療従事者がそう願っています。最後に自分を守るのは自分しかないんだ・・・と肝に銘じて下さい。
さて、被害の少ないと思われたこの埼玉県でも、大宮の8F建てのビルの外壁が落ちたとか、火事が・・とかいろいろあるようです。
写真のように、わがクリニックでも、ボンベが転倒して汚物用の流しが破壊されました。(またお金かかるよ〜)
しかし、もっと重篤な被害があったのをご存じですか?
電話がつながらない・・・しかも救急車から救急病院へつながらなかったのです!!当院へは消防署から直接電話がかかってきて、受け入れの確認があったため、事前の連絡なしに搬送OKの返事をしたのですが・・・
お一人、あきらかに救命救急センター対応の患者さんが、連絡つながらないということで当院へ来ました。緊急の検査や応急処置をしながら、事務員が30分電話をかけ続けてようやく救命救急センターにつながり、転院としました。
埼玉県やNTTの方・・・・緊急事態に病院や救急用の電話を優先化するっていうシステムあったはずですよね???
なぜそれが機能しなかったのか?検証して欲しいです。
行き場の無くなった救急車が結構いたようですよ。
コメントをお書きください
AAA (土曜日, 12 3月 2011 11:48)
院長先生いつもお世話になっております。
隣接市のTransportation担当です。
昨日は上記別働隊の受け入れをして頂き、
ありがとうございました。
あの状況下で、かなり大変なことだったと察します。
本当に感謝しております。
私なりに考えましたが、
①広域な停電で、携帯電話の電波受信機能がストップした
②あまりの集中アクセスで、回線がパンク
③医療機関へのアクセス増加に伴い、回線がパンク
④医療機関自体が、自身の体制が整うまで、休館の受け入れを制限
以上のような状況が複雑に絡み合った結果ではないかと思います。
翌日の2時過ぎにようやく改善したようです。
喉元すぎれば、ではなく、対策を考えるいい機会ではないかと思います。
備えあれば憂いなしですね。
今後とも、よろしくお願い致します。
AAA (土曜日, 12 3月 2011 18:20)
院長先生、すいません。
休館×→急患○でした。
院長 (土曜日, 12 3月 2011 22:38)
これは、これは、上尾のAAAさん!
わざわざコメントをありがとうございます。
朝、直々にお電話までいただいたのに・・・
やっぱり、きちんとした対策を打ち出さないと、被災した意味が半減しますね。
県には頑張ってもらいたいですが・・・頑張るかどうかが心配・・・